いかにも英国風の優雅さを湛えたSLです。直径２．４６ｍの大動輪の迫力と各部の美しいライニングなど、模型にしたい！という
動機を起こさせるに十分な機関車です。模型製作当時、英国に留学した経験がある弁護士で鉄道や模型世界の大先輩から
実車下部の詳細な資料などをいただき、大いに参考にさせていただきました。
ライニングは１ｍｍ幅ドラフティングテープを貼り、貼り付け後にその上から透明ラッカーを筆塗して接着補強もかねています。
赤ラインは白ドラフティングテープを赤に塗った後接着しています。
大動輪は真鍮帯板を円筒に巻き付けてタイヤを作り、洋白角材を半田付けしてフランジとしています（やすり加工でフランジの
R付けを行っています）。
スポークは真鍮帯板を数量分だけ半田付けしています。
製作記事を「鉄道模型趣味」、No.605 1995年11月号 に掲載していただいています。
キャブインテリアも資料から読み取れるところは大方作りこんでいます。
2012年訪問した英国YORK鉄道博物館にあった大動輪の鋳型製作用
木型の前でポーズ。でかい！
煙室扉の開閉でき、内部も簡単なディテールを作りこみました。 塗装前の分解。バルブギアとブレーキリンクを夫々ユニット化。
軸配置はこのようになっています。 動輪の内側に掛かるバルブギアの構造は真似事ながら組み込みました。
ドライブはテンダーの前２軸を動力化しました。モーターの左隣はフライホ エクセントリック・カムによる挙動も見ることができます。
イールです。
模型仲間の大先輩（弁護士で英国型SLにお詳しかった方）から図面や車両の下側のアップ写真資料などをいただき、内側バルブギアなども
詳細に模型化することができました。
エクセントリックカムと逆転機構も本物らしく稼働するように作りました。
テンダーの車軸のイコライザー機構です。 バッファーの内部機構スケッチ。
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